大日本国憲法編

現行の日本国憲法が施行されるまでの間、日本の法律の根幹をなしていた大日本国憲法は1889年2月11日に公布され、翌年11月29日から施行されました。日本国憲法が施行された1947年5月3日までの約58年の間に一度もその内容が改正されることはありませんでした。近代立憲主義に基づいて制定されており、明治憲法あるいは帝国憲法と呼ばれることもあります。
現行の日本国憲法が国民により制定・公布された「民定憲法」であるのに対し、明治天皇が制定して国民に与える「欽定憲法」という形をとり、日本で初めての近代憲法として施行されました。
その内容はさまざまな点において、現行の日本国憲法とは異なっていますが、現在の憲法が「国民主権」をうたっているのに対して、「天皇主権」が定められていました。また結社の自由や言論の自由なども保障されていましたが、他の法律などにより制限を加えることが可能な内容であり、そのため国民の自由はさまざまな場面で制限されていました。
この憲法のもとで第二次世界大戦への参戦が決定され、その結果として国民や国土に大きな被害が生じたことを顧みて、戦後は憲法の内容が一新され、新しい憲法が施行されました。

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